最後の片づけ「府市一体」 大阪都構想の事務局が解散
大阪市が大阪府と共同設置していた府市大都市局が30日、解散した。
橋下徹市長が掲げた『大阪都構想』の事務局。
住民投票で廃案となり、この日を迎えた。
府市の職員100人を市役所の大部屋に集めた発足から2年3カ月。
職員らは夕方から力を合わせ、書類や事務用品を府と市の持ち物に分けて片付けた。
約2時間でさっぱり。
府と市のいがみ合いは「府市合わせ(不幸せ)」とからかわれもしたが、山口信彦局長は「最後も府市一体で鮮やかな仕事だった」
朝日新聞より引用
http://www.asahi.com/
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が掲げていた『大阪都構想』の賛否を問う住民投票が5月17日に行われ、反対多数で否決し、『大阪都構想』は夢と散り、大阪府の財政再建への僅かな希望は儚く消え、公務員制度改革の実現も遠のきました。
住民投票の結果を受けて、同日、大阪市内のホテルで、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事が記者会見を開き、任期満了後に政治家を引退することを明言されました。
朝日新聞や毎日新聞をはじめとするマスコミ、そして、大阪府の公務員は大喜びでしょう。
特に、大阪府の公務員は、現状のままで良いと大阪市民の入れ墨付き、いや、お墨付きをいただいたようなものですから、今まで通り、もしくは、今まで以上に、怠け放題・無駄遣いし放題・入れ墨入れ放題・戸籍情報不正アクセスし放題・・・やりたい放題ですね。
ヽ(・ω・。ヽ)イェイ♪(ノ。・ω)ノ イェイ♪(σ。・ω)σ イェイ♪
これが大阪市民の民意・大阪民主主義の結論なのですから、素晴らしすぎて呆気にとられます。
ε-(;-ω-`A) フゥ…
記者会見をじっくり見ましたが、記者会見の中で、横田一(よこたはじめ)というフリージャーナリストが発した質問が、橋下徹大阪市長を、私利私欲抜きで純粋に応援していた人々の気持ちを代弁していると感じ、また、それに対する橋下徹大阪市長の回答に、橋下徹大阪市長の偽りのない感情が現れていると感じました。
横田一(よこたはじめ)記者は、
「橋下市長が政界引退をするのは無責任ではないか。
まだ重大な、残っている課題があると思うんですが、ひとつは原発再稼働反対、あのときは大阪府民市民を守るということで拍手喝采が起きた。
その問題が、まだ残っているのではないか。
もうひとつは若者世代の年金制度改革、世代間格差を是正するという、これもまだ残っている。
今までは『大阪都構想』の実現のために、安倍総理、菅官房長官に多少遠慮して、支持を引き出そうとして、政権批判を抑えていたと思うのですが、残り半年、原点に戻ってハッキリ言っていくという、そういうお考えはないのでしょうか」
と質問されました。
確かに、橋下徹大阪市長を選出した有権者が、橋下徹大阪市長に託した想いは、『大阪都構想』の実現だけではありませよね。
それに対して、橋下徹大阪市長は、「僕は国民の奴隷ではありません」と回答されました。
奴隷ではない・・・、この言葉を使うときの気持ちを考えてみてください。
「私はあなたの奴隷ではない」
「僕は君の奴隷ではない」
「私達は上司の奴隷ではない」
「僕達はブラック企業の奴隷ではない」
「俺達は同族企業の奴隷ではない」
そこにあるのは、相手に対する絶望的な不信感と嫌悪感です。
大阪市民でも大阪府民でもありませんが、橋下徹大阪市長を応援してきた自分としては、やりきれない言葉です。
参考
橋下徹大阪市長を応援しているつもりで書いたブログ記事
ただ、橋下徹大阪市長が、どろどろの利権抗争・腐敗行政の中で、形容ではなく命がけで大阪府・大阪市を再建しようとしてきたにもかかわらず、結局、政治や選挙に熱心なのは、利権絡みの団体と個人、そして腐敗公務員だけ、、、命をかけるのがアホらしくなるのも理解はできます。
また、内閣総理大臣再任から現在まで、散々、橋下徹大阪市長を利用しながら、自分たちの既得権益のため、『大阪都構想』に非協力的だった安倍晋三に、見せかけ改革姿勢の安倍政権に、つくづく嫌気がさしたのかもしれません。
みんなが自分たちの利益しか眼中にないのに、これ以上、橋下徹大阪市長に対して、あなただけは命をかけてくださいとは望めません。
まあ、橋下徹大阪市長の弁護士としての仕事は、以前は胡散臭い案件なども引き受けていたようですが、箔がついたこれからは、客質もレベルアップするでしょうし、テレビ出演のギャラも相当に跳ね上がることでしょう。
日本国民にとって大きな損失ですが、橋下徹という個人にとっては賢明な選択と言えます。
次に、橋下徹大阪市長の晴れ晴れした表情と、ほとんど綺麗事に終始したやりとりが印象的だった引退表明記者会見から、橋下徹大阪市長の本音を想像していきたいと思います。
橋下徹市長の本音!政界引退記者会見!借金・財政再建に関心なし大阪市民へつづく