2013年02月03日

尼崎事件 李正則・角田瑠衣・角田優太郎・大江香愛のマインドコントロール

兵庫県尼崎市の連続変死事件で、住宅の床下から遺体で見つかった女性を殺害した疑いで角田美代子元被告の親族ら7人が再逮捕されました。

殺人と監禁の容疑で逮捕されたのは、美代子元被告の義理の娘・角田瑠衣容疑者(27)や李正則容疑者(38)ら7人です。

瑠衣容疑者はほかの6人と共謀し、姉の仲島茉莉子さん(当時26)を美代子元被告のマンションの物置に監禁したうえ、暴行を加えて殺害した疑いが持たれています。

自殺した美代子元被告を除く瑠衣容疑者ら7人は、一連の事件で、別の男性に対する殺人や死体遺棄の罪で起訴されています。

瑠衣容疑者ら3人は容疑を認めていますが、李容疑者ら4人は「殺すつもりはなかった」などと容疑を否認しているということです。


ここまでテレ朝ニュースより引用

http://news.tv-asahi.co.jp/



相変わらずアクセス数はパッとしないブログで、今更ながら、タイトルが愛眼では、アクセス数に限界があることに気付いた今日この頃です。


このブログで一番アクセスのある記事は

角田瑠衣&角田優太郎のポジティブ思考に戸惑う・・・尼崎事件の容疑者


コメントもいただいています!


そのコメントのなかで、「あなたは洗脳されたことがないんでしょう」とあります。



洗脳=マインドコントロールには、暴力的なものと暴力的ではないものがあると思うのですが、暴力的なマインドコントロールは確かに受けた記憶はありません。


しかし、暴力的ではないマインドコントロールは、自覚があるかないかだけで、多くの人が受けているはずです。



例えば、職場などで、「後で下方修正をするということで、どうにでもなるから、とりあえず粉飾決算をしよう」と愚かな社長や役員が言い出したようなとき、内部告発してでも止めるという人間は少数派でしょう。


さらに「粉飾決算が会社や従業員・株主のためになるのだ」と言われたら、そうかもしれないような気がしてしまうかもしれません。


また、人格的に相当に問題のある人間が、自分より下の地位の場合は、ただの「変な奴」ですが、自分の上司である場合は、無意識に自分の感情を抑圧して上司に迎合しようと、人間には良いところが必ずあるはずだなどと思いたい気持ちが働き、「人間的に問題のある部分もあるけれど人情味もある」となります。


ただ、そこには確実に自分の意思があるのです。


奴隷のごとく扱われようとも、この会社にしがみ付きたいという意思が働いた結果なのです。



暴力によるマインドコントロールで、犯罪に関わってしまった場合、例えば金品を奪うような犯罪であれば、「悪かった、マインドコントロールにかかっちまってさ〜」「何だか訳わからんが、返せよ」で済まされるのかもしれません。


しかしながら 、大江和子さん、谷本隆さん、仲島茉莉子さんなど、他者の命をむごたらしく奪った事件、尼崎連続変死事件の場合、すべてがマインドコントロールとやらのなせるわざだったとする前に、周囲も本人も徹底的に検証する必要があります。


事件発覚のきっかけとなった大江香愛被告は、自分の母親・大江和子さんに「もう死にたい、殺して」と言わせるほどの暴虐を繰り返し、母親が亡くなった後、マインドコントロールが解けて警察に駆け込んだのでしょうか。


マインドコントロールが解けたのではなくて、母親・大江和子さんが亡くなった後、大江香愛被告が虐待されるようになり、今度は自分が殺される、自分は絶対に生きたいという、合理的な意思が働いたのですよね。


自分の命か他者の命かいずれかの選択を迫られれば、その結果、犯罪に手を染めようと、ほとんどの人間は自分の命を選ぶのでしょう。


それを責めることはできません。


とはいえ、すべてをマインドコントロールのせいであると結論づけるのは、やはり無理があるような気がします。



そして、角田瑠衣被告・角田優太郎被告・李正則被告たちは、当時の大江香愛被告よりは、マインドコントロールにかかる要因とされる【心身ともに疲弊している状態】ではなかったはず、また、差し当たって命の危機に晒されてはおらず、大江香愛被告よりも正常な判断力があったはずであり、警察に駆け込むチャンスもありました。


マインドコントロールとは自分の命が危うくならないうちは解けない、自分の命が危うくなると解けるようなものではないはずです。


角田美代子にマインドコントロールされていた部分もあったとは言え、やはり、それぞれの意思も働いていたのだと思います。



それでもなお、コメントにあるように、被告たちに差し伸べる手があるのなら、その慈愛の手を引き離してやりたいとは思いません。


被告たちは、一生をかけても償いきれない罪、命を持ってしても償いきれない罪を背負って、しっかり家族とともに生きていかなければならないのですから。
posted by 愛眼ってどうよ 大阪市天王寺本社の眼鏡屋 at 23:01| Comment(2) | TrackBack(2) | 関連ニュース・社会 尼崎連続変死事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日まり子さんが書類送検されたうんぬんとコメントしたものです。

悲しい事件ですよね・・・。
それと洗脳とマインドコントロールはまったく違うものらしいです!私も知らなかったのですが。
【心身ともに疲弊している状態】で行動することが「洗脳」でマインドコントロールは自分の意思を洗脳者の思い通りにすることだそうです。マインドコントロールは必ずしも暴力があるとは限らないそうです。難しいですね(苦笑)

私もこの事件に関心があるのでこれからも読ませていただきます。

Posted by ムーア at 2014年06月17日 10:16
コメントありがとう!

この事件の場合、被害者が逃亡したり、警察に相談したりもしていますよね。

洗脳とマインドコントロールの違いも難しいですが、単なる暴力・脅迫ではないかという気もしてきます。。。

角田美代子元被告の証言は聞きたかったですね。
Posted by 愛眼ってどうよ 大阪市天王寺本社の眼鏡屋 at 2014年06月18日 08:02
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